弊社HPよりお問い合わせいただき、システム開発のご依頼を賜りました。
ヨーロッパ在住でECショップを運営し、海外からブランド品を代行で購入し発送するお仕事をされているとのことでした。
弊社では買物代行(パーソナルショッパー)を利用したことのある社員がおらず、どのように買付のお仕事をされているのか詳しくご説明いただきました。
お客様の注文を受けてから商品を購入するそうですが、傷や汚れがある際はお客様に確認を行い交換品の手配等もされるそうで、とても丁寧な仕事ぶりが印象的でした。
基本的にExcelで買付価格や送料・配送先を管理されており、配送会社への登録やお客様への発送連絡など手作業での業務が多く、効率化したいとのご希望でシステム開発を行いました。
発送するまではお客様の方から商品の変更やキャンセルが可能というサイトの形態であるため、商品発送までのプロセスが多岐にわたって行われていることがわかり、自由度の高いシステム設計を目指しました。
通販サイトのAPIで受注情報を取込み、進捗状況を管理。配送会社のAPIに連携することで、今まで1件1件手作業での入力を行っていた登録をボタン1つで可能としました。また、システムを使う現地のスタッフと日本人スタッフ双方のため多言語化に対応、英語/日本語を切り替えられる表示としています。
海外への輸出となるためインボイスが必要で、こちらもExcelで管理されていたのですがシステム内での作成を可能としました。
インボイス番号には必ず連番でなくてはならないという規定があるため発行するタイミングや、発行してからキャンセルになった場合など、さまざまなパターンを考えて対応方法を検討しました。
取引が完了した注文情報をCSVで出力する機能も実装し、売上分析にもご活用いただいています。
実際に使用されて、ほしかったシステムが実現されてうれしいというお声もいただいています。長くお使いいただけるよう、仕様変更や機能追加にも対応していく予定です。