大阪市内を歩き回ってようやく見つけた南向きの小さなオフィス。造りは古い(大正10年(1921))が、国登録有形文化財の歴史のあるビル。その4階の奥まった一部屋がわれわれの砦。写真は、デスクやキャビネットの設置が終わり一息ついたところ。この5人がスタート時のメンバー。窓の外は少彦名神社(すこなひこな)の木々に覆われ、初夏の日差しが若葉に揺れる快適な部屋。
少彦名神社はお隣の道修町(どしょうまち)にあり、道修町の神農(しんのう)さんの別称をもつ。道修町は薬の町として知られ、江戸時代に中国やオランダからの薬を扱う「薬種中買仲間」が出店。 日本に輸入される薬は、一度、道修町へ運ばれ、全国へ流通していった。その関係で、現在も多くの製薬会社や薬品会社が道修町通りにある。その町で少彦名神社は、薬の神として健康増進、交易の神として商売繁盛の御神徳があるとされている。 記)T.M