水の都・大阪渡船めぐりの旅

2021年3月20日(土・祝)、 第4回アウトドアクラブ企画として有志でサイクリングに行ってきました。

アウトドアならば皆で楽しめるのではないかということで、2度目の緊急事態宣言が関西で解除されたタイミングでサイクルイベントが企画されました。

題して「水の都・大阪渡船めぐりの旅」。

大阪市は水の都と歌でも歌われるように、市内に川がいくつも流れています。
今は道路整備が進み、川を橋で渡るのは当たり前と言われていますが、それでも渡船と呼ばれる船が大阪市内に8か所残っています。
渡船は大阪市が運航しており運賃がすべて無料なのが魅力的です。
そこで、アウトドアクラブではレンタルサイクル(電動)を利用して、8か所全てを自転車でめぐることにしました。
普段通ることのない道を自転車で走れるとあって、好奇心でワクワクしてすぐに参加を決めました。
ただ、当日の走行ルートを見て、若干尻込みしてしまいました。
走行距離30km、所要時間5~7時間とのこと!
企画してくれたのは、ロードバイクで琵琶湖を一周したこともある本格的な自転車乗りのメンバーです。
すぐに回れるコースだということですが、釣り企画に続きサイクル企画としても素人ばかりですので、無事に当日を乗り切れるのか、楽しみの反面少し緊張の気持ちで当日を迎えました。
天気は下り坂の予報でしたが、降り始めるのは夕方から夜だろうということで決行しました。

自転車は大阪バイクシェアにてレンタル

利用したレンタルサイクルは、大阪バイクシェア
午前9時にレタス本社に集合し、レンタサイクルのポートへ歩いて向かいます。
予定では会社付近のポートでレンタルするつもりでしたが、当日の朝には周辺でレンタルできる自転車はほとんど出払っていました。
今まで大阪バイクシェアの存在を知らなかったので、近所のポートが空っぽになるほどにユーザーさんが多いことに驚きました。
近くで借りるのを諦めて、お散歩がてら少し離れた梅田のポートへ移動しました。
1日乗り放題の利用で1,527円です。
30分165円、30分を超える場合は30分毎にプラス110円、という1回利用のプランもあります。
初めてなのでレンタルの仕方が難しいのではと心配でしたが、若いメンバーがするのを片目で見て真似しながら、思ったよりは簡単にレンタルすることができました。
ドコモ・バイクシェア(Android版iOS版)というスマホアプリを入れて、鍵を外してレンタルしたり、ポートに何台自転車があるかを確認したりもできます。
アプリはドコモ・バイクシェア ポートナビというものもありますが、ドコモ・バイクシェアという名前ものをインストールしました。
アプリで会員にならなくても、コンビニで一日利用券を購入することで気軽に利用することもできました。
無事レンタルできてサドルの高さをそれぞれ調節し、いよいよ出発です。

大阪渡船めぐりの旅ルート

予定していた「大阪渡船めぐりの旅」ルート

・走行距離:30km
・所要時間:5~7時間
・主なスポット
①レタス本社→②大阪バイクシェアポート→③安治川隧道(トンネル)→
④北港→⑤舞洲→⑥此花大橋螺旋スロープ→
⑦天保山渡船場→⑧甚兵衛渡船場→⑨千歳渡船場→
⑩船町渡船場→⑪木津川渡船場→⑫千本松渡船場→
⑬落合下渡船場→⑭落合上渡船場→⑮大阪城公園→
⑯大阪バイクシェアポート
計画はざっとこのような感じでした。
ただレンタルするポートが変更になったので、しょっぱなからのルート変更です。
好奇心と、体力が持つかという少しの不安を胸に、まずは曽根崎通りで福島の街並みを見ながら走っていきます。
ただ本来なら土佐堀通りから弁天町方面に走って、安治川隧道を体験する予定でした。
安治川隧道とは、自転車のままエレベーターで下りて、川底を通行することができるトンネルなのだそうです。
ルート変更のため未体験となり少し残念ですが、また自転車で走る機会があればぜひ通ってみようと思います。
曽根崎通りから北港通り、千鳥橋辺りから細い道に入っていきました。
車では通ったことのない道にワクワクします。
伝法水門のところから、いよいよ淀川沿いの道を走ることができました。
ほどよい曇りで風も強くなく、長時間外にいるには程よいお天気。
この川沿いをサイクリングする気持ちよさは、ぜひ味わっていただきたいです。
気分よく川沿いを走り、ここのポイントではこんな魚が釣れますよ、などど話しているうちに、北港ヨットハーバー手前の公園に到着しました。
正式な公園の名前は「常吉西臨港緑地」というようです。
こちらには公衆トイレもあり、景色もよいので、休憩して記念写真を撮るには最高のポイントです。
景色もきれいで、休憩後はまた元気に走り出せました。

此花大橋螺旋スロープ

ヨットハーバーを出発して、常吉大橋を渡り北港から舞洲に入りました。

常吉大橋

常吉大橋

舞洲のゴミ処理場は、おとぎ話に出てくるお城のような外観で有名です。いつも車で通りかかる度に目を奪われていましたが、今回は自転車なので、じっくり観察できました。

このスピードでの移動は周りを見回しながら、珍しいお店や建物、景色が楽しめます。常に急いでしまっている日常から離れて、リフレッシュできました。

きょろきょろしながら舞洲を走っていくと、再び北港側に渡る此花大橋へとやってきました。

此花大橋

此花大橋

この橋には本日のイベントの一つである螺旋スロープがあります。

舞洲側から橋に入るところは通常のスロープでしたが、北港側の橋の終わりがグルグルと螺旋状になっていて、そこを下っていきます。

目が回りそうなスロープになっていますが、アトラクション感があって、自転車で下っていくだけでも楽しめました。

スロープを後にしてしばらく走ると、USJまでやってきました。コロナ禍なので入園して本物のアトラクションを楽しむのはまだしばらく我慢かな、と横目で見ながら通りすぎます。

天保山(てんぽうざん)渡船場

ついに自転車と一緒に川を渡る、一つ目は「天保山渡船場」です。

天保山(港区築港三丁目)と此花区桜島三丁目を結ぶ天保山渡船場。桜島のほうから乗り込みます。

待合室にも自転車で入れるようになっていました。

土日の昼間は0分と30分という時刻表で、少し待つことになりましたが、初めての自転車渡船なので、待合室でさえ物珍しく、きょろきょろしながらお菓子を食べているうちに時間になりました。

12時00分丁度に対岸の天保山を出発して、2~3分でこちらの岸に渡船が着きます。

渡ってきた方がすべて降りたら、こちら側の乗客が乗り込み、またすぐに出発、という流れです。

ドキドキしながら乗り込みますが、あっという間に出発しました。

揺れなどもなく、到着するのもあっという間でした。

丁度天保山でお店もたくさんあるので、少し早いですが、ここで昼食にしました。

駐輪場でバイクシェアの自転車の鍵を掛けますが、初めてのレンタルなので鍵を開けられるかどうか少しの不安もあります。

美味しく昼食をいただいた後、再度自転車の鍵を外します。

直接自転車についている操作版に登録したメールアドレスに届いているコードを入力するだけですぐに解錠できました。

昼食を済ましてしまうと、これまでの疲れがどっと出てきます。

もう一通りは体験できたので、もうこのまま帰ってしまおうかという話にもなりましたが、せっかくなのであと2~3渡船は頑張ってみることになりました。

甚兵衛(じんべえ)渡船場

二つ目は甚兵衛(じんべえ)渡船場です。

ここは15分おきの時刻表になっていて、すぐに渡してもらえます。

休日の午後ということもあるのか、利用しているのは私たち同様サイクリングで観光しているお客さんばかりでした。

千歳(ちとせ)渡船場

さて、もう一か所回ったら帰ろうかということになり、最後は千歳渡船場です。

三つ目の渡船にして、すでに満足しております(もうクタクタです)。

ここを渡ればIKEAのある鶴町側に渡れます。この渡船では本当に移動の足としてお使いのお客さんも利用されていました。

IKEAのあの青い袋を下げて、泉尾方面に帰るところ、といった感じでした。地元の足としても渡船が使われているのを目の当たりにできて、この日の目的を果たせたような気になりました。

実は、当初の予定ではIKEAで昼食をと考えていましたが、ここまで我慢できず天保山でそうそうに食べてしまっていたこともいい思い出になりそうです。

もうお腹もいっぱい、自転車と渡船もお腹いっぱいという状態でした。

この後、同じ渡船にもう一度折り返しで乗せてもらい、そのまま帰路につきました。

実際走った当日のルート

実際走った当日のルート

Googleマップで作ったルートはこちらになります。

Googleマップでルートを作成する機能は、サイクリングを一緒に行く仲間にルートを共有する場合などにとても便利です。

弊社の開発した宅配型飲食店を支援するクラウドサービス『スマデリver.3 』では、ルート共有のボタンを押すだけで、とても簡単にGoogleマップのルートが作成できます。

仕出し屋さん、お弁当屋さんに、ぜひお試しいただきたい製品です(宣伝です)。

帰りは都会のビルの間の道を走って帰りました。いろいろ知らないお店なども発見できて帰り道も楽しくサイクリングしてきました。

ただ慣れない自転車で本当に疲れ切ってしまいました。

今後の課題としては、8つの渡船を制覇できるくらいの体力を身につけることです。いつか自転車でしまなみ海道を気持ちよく走ってみたいものです。

コロナが収束するまでに、自宅で運動して備えたいと思います。